看板で使いやすいフォントの種類とは?

看板で使いやすいフォントの種類とは?
フォントには数多くの種類がありますが、よく使用されるのが明朝体とゴシック体です。
明朝体は縦線に対して横線が細く、文字の起点や終筆点に装飾があるため、看板で使用すると横線が読めないことがあります。
その点横線と縦線の太さが均一であり、文字の起点や終筆点に装飾がないゴシック体は、看板で使うのに向いています。
ゴシック体なら、横線と縦線の太さが均一なので遠方からでもよく見えますし、もしも色落ちしてしまっても文字が認識しやすいのです。
そのため、遠くからも目立たせたい看板にはゴシック体が使いやすいでしょう。
カジュアルで親しみのある書体ですが、丸ゴシックなら柔らかい印象を、角ゴシックなら安定感を表現できます。
また文字の太さによっても、印象が異なります。
細いと女性的な繊細さを、太いと力強い男性的な印象を与えることができるのです。
もしも明朝体やポップ体、毛筆書体などを看板に使用するなら、視認性の確認が必要です。
看板の視認性を向上させる必要性とテクニック
看板を設計するにあたり、重要なポイントは視認性を高めることです。
いくらデザインにこだわっても、多くの人に見てもらえないと意味がありません。
シンプルなデザインでも構わないので、出来るだけ視線をたくさん集めることが大切です。
この課題をクリアするために多様な工夫をしています。
たとえば、高所に設置しやすい構造にすることも大切です。
外壁に取り付けやすいアームも設計に加えるといった具合です。
下から見たときに無理なく見えるように、文字やイラストの配置をあえて偏らせることもあります。
時間帯ごとの視認性に関しても注意してください。
太陽光の下で見えやすくても、夜間になると目視が難しくなる看板も珍しくありません。
その場合はライトアップを行う部品も付け足すなど、適切なアレンジを施すことが必要になります。
このように状況ごとに仕様を変更していくスタンスが大事です。
もちろん、文字のサイズといった基本的な事柄についても配慮が不可欠です。